XAMPPのインストール手順とMySQLのセキュリティ設定

XAMPPのインストール手順とMySQLのセキュリティ設定

XAMPPをインストールする時、いつも「どうやるんだっけ」になるので、今回はスクショを撮りながら作業しました。

以下、XAMPPのインストール手順、MySQLのセキュリティ設定、起動・終了方法です。

XAMPPのインストール

XAMPPの公式サイトからインストーラーをダウンロードします。

https://www.apachefriends.org/jp/

ダウンロード

XAMPPの日本語公式ホームページ

「Windows向けXAMPP」をクリック。

僕がダウンロードしたときのバージョンは、7.1.9 (PHP 7.1.9)でした。

保存ウィンドウ

任意の場所を指定して、「保存」をクリック。

インストールする

XAMPPインストーラーアイコン

ダウンロードしたインストーラー(.exe)をダブルクリック。

XAMPP 警告ダイアログ

最初に警告が表示されますが、気にせず「OK」をクリック。

警告には、「C:\Program Files(x86)にインストールするとXAMPPの機能が制限されることがあります」といったことが記載されています。今回はC:ドライブ直下にインストールするので気にする必要はありません。

XAMPP ようこそ画面

「Next」をクリック。

XAMPP コンポーネント選択画面

インストールするコンポーネントにチェックを入れて、「Next」をクリック。

よく分からなければ、すべてにチェックを入れておけば大丈夫です。僕はWordPressを使う予定なので、Apache、MySQL、PHP、phpMyAdminにチェックを入れました。

XAMPP ディレクトリ選択画面

「C:\xampp」のまま変更せずに、「Next」をクリック。

XAMPP 詳細説明画面

BitNami for XAMPPについて表示されますが、インストールとは関係ないのでチェックを外して、「Next」をクリック。

XAMPP インストール準備画面

「Next」をクリック。

XAMPP インストールゲージ画面

インストールが終わるまでしばらく待ちます。

XAMPP インストール仕上げ画面

「Do you want to start the Control Panel now?」にチェックを入れて、「Finish」をクリック。

XAMPP 言語選択画面

英語かドイツ語のどちらかを選択して、「Save」をクリック。

XAMPPのインストールは以上です。

ApacheとMySQLの動作確認

コントロールパネルからApacheとMySQLを動かしてみます。

XAMPP コントロールパネル

コントロールパネルは、インストールが終わると自動的にが起動するはずです。

エクスプローラー xamppウィンドウ

2回目以降は、「C:\xampp」にある「xampp-control.exe」から起動します。デスクトップにショートカットを作成しておくと楽ちんです。

Apacheを動かしてみる

XAMPP コントロールパネル Apache Startボタン

Apacheの「Start」をクリック。

XAMPP コントロールパネル Apacheログ

Apacheの背景が緑色に変わり、ログにStatus change detected: runningが表示されればWebサーバーは正常に動いています。

XAMPP コントロールパネル Apache Adminボタン

Apacheの「admin」をクリック。

ブラウザ Welcome to XAMPPページ

ブラウザにWelcome to XAMPPが表示されます。

MySQLを動かしてみる

XAMPP コントロールパネル MySQL Startボタン

MySQLの「Start」をクリック。

XAMPP コントロールパネル MySQLログ

MySQLの背景が緑色に変わり、ログにStatus change detected: runningが表示されればデータベースは正常に動いています。

XAMPP コントロールパネル MySQL Adminボタン

MySQLの「Admin」をクリック。

ブラウザ phpMyAdminページ

ブラウザにphpMyAdminが表示されます。

ApacheとMySQLの動作確認は以上です。

MySQLのセキュリティ設定

MySQLにあらかじめ用意されているrootユーザーにはパスワードが設定されていません。Shellを使ってパスワードを設定します。

MySQLのrootユーザーにパスワードを設定する

XAMPP コントロールパネル MySQL Shellボタン

「Shell」をクリック。

Shell ディレクトリ移動コマンド

cd mysql\binを入力して、「Enter」を押下。

Shell rootユーザー ログインコマンド

mysql -u rootを入力して、「Enter」を押下。

Shell rootユーザー パスワード設定コマンド

set password=password('パスワード');を入力して、「Enter」を押下。

Shell rootユーザー ログアウトコマンド

quitを入力して、「Enter」を押下。

Shell 終了コマンド

exitを入力して、「Enter」を押下。

これでパスワードの設定は完了。

XAMPP コントロールパネル MySQL Adminボタン

MySQLの「Admin」をクリック。

ブラウザ phpMyAdminエラーページ

rootユーザーにパスワードを設定すると、phpMyAdminにアクセスできなくなります。

phpMyAdminへのアクセスは、rootユーザーが使用されています。

phpMyAdminの設定ファイルを編集する

XAMPP コントロールパネル ApacheとMySQL Stopボタン

ApacheとMySQLの「Stop」をクリック。

エクスプローラー phpMyAdminウィンドウ

C:\xampp\phpMyAdminにあるconfig.inc.phpをテキストエディタで開きます。

編集する箇所は19行目あたりです。

  • configcookieに変更
  • rootを削除

編集前

/* Authentication type and info */
$cfg['Servers'][$i]['auth_type'] = 'config';
$cfg['Servers'][$i]['user'] = 'root';

編集後

/* Authentication type and info */
$cfg['Servers'][$i]['auth_type'] = 'cookie';
$cfg['Servers'][$i]['user'] = '';

cookieに変更することで、自動ログインではなく毎回ログインページが表示されるようになります。

phpMyAdminにログインしてみる

XAMPP コントロールパネル ApacheとMySQL Startボタン

ApacheとMySQLの「Start」をクリック。

XAMPP コントロールパネル MySQL Adminボタン

MySQLの「Admin」をクリック。

ブラウザ phpMyAdminログインページ

ユーザー名に「root」を入力して、先ほど設定した「パスワード」を入力したら、「実行」をクリック。

ブラウザ phpMyAdminページ

phpMyAdminにログインできるようになります。

MySQLのセキュリティ設定は以上です。

XAMPPの終了方法

ApacheとMySQLを停止してからXAMPPを終了します。

XAMPPを終了する

XAMPP コントロールパネル ApacheとMySQL Stopボタン

ApacheとMySQLの「Stop」をクリック。

XAMPP コントロールパネル Quitボタン

「Quit」をクリック。

XAMPPの終了時(Quit)にエラーが出たら

XAMPP終了時 エラーダイアログ

XAMPPのバージョンによって、終了時(Quit)にエラーが出るようです。しばらく待ってから「×」をクリックすれば消えますが、毎回やるのはよろしくありません。

エクスプローラー xamppウィンドウ

C:\xamppにあるxampp-control.iniを右クリックして、「プロパティ」をクリック。

xampp-control.iniのプロパティウィンドウ セキュリティタブ

「セキュリティ」タブの「編集」をクリック。

xampp-control.iniのアクセウス許可ウィンドウ

「変更」「読み取りと実行」「読み取り」「書き込み」にチェックを入れて、「OK」をクリック。

xampp-control.iniのプロパティウィンドウ セキュリティタブ

「OK」をクリック。

これで終了時(Quit)のエラーを回避できます。

XAMPPの終了方法は以上です。

さいごに

XAMPPを適切に終了しないと、痛い目に合います。

以前ApacheとMySQLを停止せずにWindowsの電源を切ったら、データベースが破損 → 修復できず泣きました。

それからは、適切に終了するのはもちろんですが、定期的にデータベースのバックアップを取るようにしています。