HP EliteDesk 800 G2 SFF【SSD換装】EaseUS Todo Backup Freeでクローンコピー

HP EliteDesk 800 G2 SFF【SSD換装】EaseUS Todo Backup Freeでクローンコピー

先日、デスクトップパソコン「HP EliteDesk 800 G2 SFF Win10」のHDDをSSDに換装しました。

クローンコピーに使ったソフトは、EaseUS Todo Backup Freeです。

以下、そのときの換装手順になります。

用意したもの

  • 2.5インチSSD
  • ミリネジ4本
  • ゴムワッシャー4個
  • SATA3対応ケーブル
  • プラスドライバー
Crucial クルーシャル SSD 240GB BX500 SATA3 内蔵2.5インチ 7mm CT240BX500SSD1

SSDの容量は、HDDの使用容量よりも大きいものを用意する必要があります。

僕が用意したSSDは、「Crucial クルーシャル SSD 240GB BX500 SATA3 内蔵2.5インチ 7mm CT240BX500SSD1」。

Amazonで3699円でした。

それから、HP EliteDesk 800 G2 SFFのドライブベイは、ネジだけだとグラついてしまうので、ゴム製のワッシャーを用意しました。

ネジとSSDと間にゴムワッシャー

ゴムワッシャーを噛ませるとこんな感じになります。

  • ミリネジ:ネジ径3mm×長さ10mm
  • ゴムワッシャー:外径8mm×厚み6.5mm

HDDのパーティションスタイルを確認しておく

SSDを初期化するときにパーティションスタイルを聞かれるので、HDDのパーティションスタイルを確認しておきます。

Windowsスタートボタン 右クリックメニュー

「Windowsマーク」を右クリックして、「ディスクの管理」をクリック。

ディスクの管理ウィンドウ

「HDD」を右クリックして、「プロパティ」をクリック。

プロパティウィンドウ ボリュームタブ

ボリュームタブのパーティションのスタイルに、次のどちらかが記載されています。

  • マスターブートレコード (MBR)
  • GUIDパーティションテーブル (GPT)

後ほどSSDを初期化するときに、同じパーティションスタイルを選択しないと換装に失敗するはずです。

SSDの取り付け

Windowsをシャットダウンして、接続されているケーブルやコード類を取り外します。

HP EliteDesk 800 G2 SFF PCケース ルーフカバー

ルーフカバーは取っ手を持ち上げれば外せます。

HP EliteDesk 800 G2 SFF ドライブベイ

ドライブベイを矢印の方向に持ち上げます。

持ち上げる時に「ガチャガチャガチャ」っと音がしますが、気にする必要はありません。配線にだけ注意すれば大丈夫です。

HP EliteDesk 800 G2 SFF 2.5インチ用ドライブベイ

持ち上げると、HDDの裏側に2.5インチのSSDが取り付けられるようになっています。

HP EliteDesk 800 G2 SFF 2.5インチ用ドライブベイに取り付けたSSD

取り付け方は簡単。留め金を軽く持ち上げてからSSDをレールに滑らせます。ゴムワッシャーを挟んだことでしっかり固定されました。

電源ケーブルとSATAケーブル

電力の供給は、HDDのケーブルにコネクタ (分岐) があるのでそれを使います。

あとはSSDとマザーボードをSATAケーブルで繋ぐだけ。

SSDを初期化

Windowsを起動して、取り付けたSSDを初期化します。

Windowsスタートボタン 右クリックメニュー

「Windowsマーク」を右クリックして、「ディスクの管理」をクリック。

ディスクの管理ウィンドウ

「SSD」を右クリックして、ディスクの初期化をクリック。

ディスクの初期化ウィンドウ

先ほど確認したHDDのパーティションスタイルと同じ「パーティションスタイル」を選択して、「OK」をクリック。

HDDのデータをSSDにクローンコピー

EaseUS Todo Backup Freeを使って、HDDのデータ(OSやアプリケーションなど)を丸ごとSSDにコピーします。

EaseUS Todo Backup Freeは公式サイトから無料で入手できます。僕がダウンロードしたときのバージョンは12.5でした。

https://jp.easeus.com/backup-software/free.html

EaseUS Todo Backup Free ライセンス認証画面

無料版を使うので、「後で」をクリック。

EaseUS Todo Backup Free メイン画面

「クローン」をクリック。

EaseUS Todo Backup Free ソースディスク選択画面

ソースディスクの選択です。コピー元の「HDD」にチェックを入れて、「次へ」をクリック。

EaseUS Todo Backup Free ターゲットディスク選択画面

ターゲットディスクの選択です。コピー先の「SSD」にチェックを入れて、「高度なオプション」をクリック。

EaseUS Todo Backup Free 高度なオプション画面

「SSDに最適化」にチェックを入れて、「OK」をクリック。

EaseUS Todo Backup Free ターゲットディスク選択画面

「次へ」をクリック。

EaseUS Todo Backup Free ソースとターゲット確認画面

ソースディスクとターゲットディスクを確認して、「実行」をクリック。

EaseUS Todo Backup Free クローン完了画面

コピーが終わったら、「完了」をクリック。

コピーにかかる時間は、データ容量やパソコンの性能によって前後します。

SSDの起動順位を最初にする

SSDが最初に読み込まれるようにBIOSをいじります。

BIOSをいじりたくない場合は、HDDのSATAケーブルを抜くことで、おそらくSSDが最初に読み込まれるはずです。

HP EliteDesk 800 G2 SFF 起動時ロゴ画面

再起動して、キーボードの「F10」キーを連打。

BIOSに入ったら、「矢印」キーを使って移動や選択をします。

HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Advanced画面
  1. 「→」キーで「Advanced」を選択
  2. 「↓」キーで「Boot Option」を選択
  3. 「Enter」キーを押下
HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Advanced画面
  1. 「↓」キーで「UEFI Boot Orderのリスト」を選択
  2. 「Enter」キーを押下
HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Boot Order画面
  1. 「↓」キーで「コピーしたSSD」を選択
  2. 「Enter」キーを押下
HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Boot Order画面
  1. 「↑」キーで「コピーしたSSD」を最上位に移動
  2. 「Enter」キーを押下
HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Boot Order画面
  1. 「Esc」キーを押下
HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Boot Option画面
  1. 「F10」キーを押下
HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Save Changes画面
  1. 「↑」キーで「YES」を選択
  2. 「Enter」キーを押下

これでSSDのWindowsが最初に起動します。

HDDとSSDの転送速度を比較

換装前と換装後のベンチマークは次の通りです。

CrystalDiskMark ベンチマーク結果

[左]HDD [右]SSD

SSDに換装して、大きく転送速度が上がったのが分かります。

電源ボタンを押して20~21秒後にはユーザー名が表示されるようになりました。換装前は50秒ほどかかっていたと思います。

さいごに

僕が用意したSSDは容量が240GBしかないので、HDDは取り外さずに初期化してデータ保存用として活用することにしました。

それにしても、SSD早いです。