HP EliteDesk 800 G2 SFF【SSD換装】EaseUS Todo Backup Freeでクローンコピー
![HP EliteDesk 800 G2 SFF【SSD換装】EaseUS Todo Backup Freeでクローンコピー](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd.jpg)
先日、デスクトップパソコン「HP EliteDesk 800 G2 SFF Win10」のHDDをSSDに換装しました。
クローンコピーに使ったソフトは、EaseUS Todo Backup Freeです。
以下、そのときの換装手順になります。
用意したもの
- 2.5インチSSD
- ミリネジ4本
- ゴムワッシャー4個
- SATA3対応ケーブル
- プラスドライバー
![Crucial クルーシャル SSD 240GB BX500 SATA3 内蔵2.5インチ 7mm CT240BX500SSD1](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd101.jpg)
SSDの容量は、HDDの使用容量よりも大きいものを用意する必要があります。
僕が用意したSSDは、「Crucial クルーシャル SSD 240GB BX500 SATA3 内蔵2.5インチ 7mm CT240BX500SSD1」。
Amazonで3699円でした。
それから、HP EliteDesk 800 G2 SFFのドライブベイは、ネジだけだとグラついてしまうので、ゴム製のワッシャーを用意しました。
![ネジとSSDと間にゴムワッシャー](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd103.jpg)
ゴムワッシャーを噛ませるとこんな感じになります。
- ミリネジ:ネジ径3mm×長さ10mm
- ゴムワッシャー:外径8mm×厚み6.5mm
HDDのパーティションスタイルを確認しておく
SSDを初期化するときにパーティションスタイルを聞かれるので、HDDのパーティションスタイルを確認しておきます。
![Windowsスタートボタン 右クリックメニュー](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd201.png)
「Windowsマーク」を右クリックして、「ディスクの管理」をクリック。
![ディスクの管理ウィンドウ](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd202.png)
「HDD」を右クリックして、「プロパティ」をクリック。
![プロパティウィンドウ ボリュームタブ](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd203.png)
ボリュームタブのパーティションのスタイルに、次のどちらかが記載されています。
- マスターブートレコード (MBR)
- GUIDパーティションテーブル (GPT)
後ほどSSDを初期化するときに、同じパーティションスタイルを選択しないと換装に失敗するはずです。
SSDの取り付け
Windowsをシャットダウンして、接続されているケーブルやコード類を取り外します。
![HP EliteDesk 800 G2 SFF PCケース ルーフカバー](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd301.jpg)
ルーフカバーは取っ手を持ち上げれば外せます。
![HP EliteDesk 800 G2 SFF ドライブベイ](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd302.jpg)
ドライブベイを矢印の方向に持ち上げます。
持ち上げる時に「ガチャガチャガチャ」っと音がしますが、気にする必要はありません。配線にだけ注意すれば大丈夫です。
![HP EliteDesk 800 G2 SFF 2.5インチ用ドライブベイ](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd303.jpg)
持ち上げると、HDDの裏側に2.5インチのSSDが取り付けられるようになっています。
![HP EliteDesk 800 G2 SFF 2.5インチ用ドライブベイに取り付けたSSD](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd304.jpg)
取り付け方は簡単。留め金を軽く持ち上げてからSSDをレールに滑らせます。ゴムワッシャーを挟んだことでしっかり固定されました。
![電源ケーブルとSATAケーブル](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd305.jpg)
電力の供給は、HDDのケーブルにコネクタ (分岐) があるのでそれを使います。
あとはSSDとマザーボードをSATAケーブルで繋ぐだけ。
SSDを初期化
Windowsを起動して、取り付けたSSDを初期化します。
![Windowsスタートボタン 右クリックメニュー](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd401.png)
「Windowsマーク」を右クリックして、「ディスクの管理」をクリック。
![ディスクの管理ウィンドウ](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd402.png)
「SSD」を右クリックして、ディスクの初期化をクリック。
![ディスクの初期化ウィンドウ](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd403.png)
先ほど確認したHDDのパーティションスタイルと同じ「パーティションスタイル」を選択して、「OK」をクリック。
HDDのデータをSSDにクローンコピー
EaseUS Todo Backup Freeを使って、HDDのデータ(OSやアプリケーションなど)を丸ごとSSDにコピーします。
EaseUS Todo Backup Freeは公式サイトから無料で入手できます。僕がダウンロードしたときのバージョンは12.5でした。
https://jp.easeus.com/backup-software/free.html
![EaseUS Todo Backup Free ライセンス認証画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd501.png)
無料版を使うので、「後で」をクリック。
![EaseUS Todo Backup Free メイン画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd502.png)
「クローン」をクリック。
![EaseUS Todo Backup Free ソースディスク選択画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd503.png)
ソースディスクの選択です。コピー元の「HDD」にチェックを入れて、「次へ」をクリック。
![EaseUS Todo Backup Free ターゲットディスク選択画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd504.png)
ターゲットディスクの選択です。コピー先の「SSD」にチェックを入れて、「高度なオプション」をクリック。
![EaseUS Todo Backup Free 高度なオプション画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd505.png)
「SSDに最適化」にチェックを入れて、「OK」をクリック。
![EaseUS Todo Backup Free ターゲットディスク選択画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd506.png)
「次へ」をクリック。
![EaseUS Todo Backup Free ソースとターゲット確認画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd507.png)
ソースディスクとターゲットディスクを確認して、「実行」をクリック。
![EaseUS Todo Backup Free クローン完了画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd508.png)
コピーが終わったら、「完了」をクリック。
コピーにかかる時間は、データ容量やパソコンの性能によって前後します。
SSDの起動順位を最初にする
SSDが最初に読み込まれるようにBIOSをいじります。
BIOSをいじりたくない場合は、HDDのSATAケーブルを抜くことで、おそらくSSDが最初に読み込まれるはずです。
![HP EliteDesk 800 G2 SFF 起動時ロゴ画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd601.jpg)
再起動して、キーボードの「F10」キーを連打。
BIOSに入ったら、「矢印」キーを使って移動や選択をします。
![HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Advanced画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd602.jpg)
- 「→」キーで「Advanced」を選択
- 「↓」キーで「Boot Option」を選択
- 「Enter」キーを押下
![HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Advanced画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd603.jpg)
- 「↓」キーで「UEFI Boot Orderのリスト」を選択
- 「Enter」キーを押下
![HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Boot Order画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd604.jpg)
- 「↓」キーで「コピーしたSSD」を選択
- 「Enter」キーを押下
![HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Boot Order画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd605.jpg)
- 「↑」キーで「コピーしたSSD」を最上位に移動
- 「Enter」キーを押下
![HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Boot Order画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd606-2.jpg)
- 「Esc」キーを押下
![HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Boot Option画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd607.jpg)
- 「F10」キーを押下
![HP EliteDesk 800 G2 SFF BIOS Save Changes画面](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd608.jpg)
- 「↑」キーで「YES」を選択
- 「Enter」キーを押下
これでSSDのWindowsが最初に起動します。
HDDとSSDの転送速度を比較
換装前と換装後のベンチマークは次の通りです。
![CrystalDiskMark ベンチマーク結果](https://qlog.org/wp-content/uploads/2020/09/hp-elitedesk800-ssd701.png)
[左]HDD [右]SSD
SSDに換装して、大きく転送速度が上がったのが分かります。
電源ボタンを押して20~21秒後にはユーザー名が表示されるようになりました。換装前は50秒ほどかかっていたと思います。
さいごに
僕が用意したSSDは容量が240GBしかないので、HDDは取り外さずに初期化してデータ保存用として活用することにしました。
それにしても、SSD早いです。