障子紙の張り替え方を解説!用意するものや注意すべきこと
障子紙の張り替えは、初めてでも意外と綺麗に仕上がります。
張り替えるときに注意することは、骨組みの細い木「桟(さん)」を傷めないように丁寧に扱うことだけです。
用意するもの
- 障子紙
- 障子のり
- マスキングテープ
- カッター
- 定規
- 雑巾
- ブルーシート(新聞紙)
- 霧吹き(なくても大丈夫)
障子紙や張り替えに必要な道具は、ホームセンターで揃えることができます。
薄い障子紙でよければ、100円ショップでも売っています。障子のりもありました。
障子紙の張り替え手順
水を使うので、床が濡れないようにビニールシートや新聞紙を敷いてから作業します。
作業時間の目安は、1枚20分ほど(乾燥時間を除く)です。
STEP1 古い障子紙を剥がす
雑巾に水を含ませて、紙の上から桟を濡らします。
5分ほど放置すると、のりの粘着力が弱まるので、端からゆっくり剥がしていきます。
汚れや剥がし残しを雑巾で拭き取ります。
紙が剥がれなくても、無理にゴシゴシしないこと。桟が毛羽立ってしまうので、割り箸やヘラを使って優しく取り除きます。
STEP2 障子を乾かす
風通しの良い日陰で乾かします。
早く乾かしたいからといって日光に当てないこと。日光に当てると桟が反ってしまいます。ほかにも張り替える障子があるなら、剥がし作業をしながら乾くのを待つと効率的です。
STEP3 新しい障子紙を張る
貼り始めの位置に紙を合わせて、マスキングテープで仮留めします。
紙を巻き戻して、桟にのりを付けます。
のりの量は、気持ち少なめの1ミリ幅くらいで充分です。
多く付けすぎると、こんな感じにはみ出て、乾いても跡がうっすら残ってしまいます。
のりを付けたら、紙を転がして接着させていきます。
余った紙は、定規を当ててカッターでカットします。
紙の巻グセが強い場合は、のりが少し乾くまでテープで留めておきます。
のりが半乾きぐらいになったら、はみ出ている紙をカッターでカットします。
STEP4 障子紙のシワをとる
のりが完全に乾いたら、霧吹きで紙全体に水を吹きかけます。
霧吹きがない場合は、指先に水をつけて弾くようにパッパッとかければ大丈夫です。
しばらくすると紙のシワが無くなり、ピンと張って綺麗に仕上がります。
さいごに
年末の大掃除に絶対やろうと決めていた障子紙の張り替え。
破れや変色していた障子が生まれ変わりました。
これで気持ちよく新年を迎えられます。