腹部超音波検査で見つかった小さな結石のお話 | 胆石症ブログ
日本人の1000万人が持っていると言われている胆石。
そんな僕も胆石持ちの一人です。
しかも、胆石が悪さをしているらしく、みぞちの辺りに鈍くて重苦しい痛みを感じています。
そもそも胆石ってなに?
胆石とは、肝臓や胆嚢(たんのう)、胆管にできる結石のこと。
結石がどこにあるかによって、肝内結石、胆嚢結石、胆管結石という名前がついています。
僕の場合は、胆嚢の中に結石があるので胆嚢結石とういことになります。胆嚢の場所は、みぞおちの少し右側です。
以降この記事でいう胆石は、胆嚢結石のことだと思ってください。
なぜ胆石ができたのか
胆石ができてしまう原因として最も多いのが、高脂肪食の過剰摂取だと言われています。
焼肉やジャンクフードなど油っぽい食べ物が好きな僕は、できるべくしてできたという感じです。加えて言うと、僕の胆石はコレステロール結石だと思います。
胆石にはそれぞれ種類があり、成分によって異なり主に以下の3種類に類別される。
- コレステロール結石
主に70%以上がコレステロールを主成分とした胆石。脂肪分の多い物、カロリーの高い食事等で出来やすいとされている。石灰化結石が多い。- ビリルビンカルシウム結石
ビリルビンを主成分とし、胆道系に感染を生じることで出来る結石。総胆管結石に多い。- 黒色石
ビリルビンを主成分とし、感染していない胆嚢内に生じる。日本では、カロリーの少ない食事が主流だったため、コレステロール石の患者はほとんど存在しなかったが、近年増加傾向にある。なお、飲酒する人の胆石保有率は低いという報告もある。
胆石 – Wikipedia
胆石(胆石症)の痛みは人それぞれ
みぞおちに鈍くて重苦しい痛みを感じる人もいれば、刺し込むような鋭い痛みを感じる人もいるようです。
胆石症を患っている人のブログを読んでいると、救急車を呼ぶほどの激しい痛みに襲われたり、肩や背中に痛みを感じている人もいました。
一方、胆石を持っていても無症状の人もいます。
仕事仲間の小林さんは、胆石を持っているのにまったく痛みを感じていません。健康診断で見つかって以来ずっと経過観察らしく、本人は胆石のことなんて気にもしてないです。
先日の飲み会でも、唐揚げや串揚げをモリモリ食べていました。
胆石症の治療
痛みを感じているなら治療しないことにはどうしようもない。
近所のクリニックで言われたのは、「胆石症を完全に治したいなら、胆石ができる胆嚢を切除(手術)してしまうこと。腹腔鏡手術という方法で行われるのが一般的」らしい。
腹腔鏡手術は、お腹に小さな穴を数カ所あけて、その穴から器械を挿入して行われます。開腹しないので、術後の回復が早くて傷跡が目立たないのが特徴です。
まぁいくら回復が早くても、僕は内科的治療でお願いしたいんだけどね。今のところ激しい痛みはないし、手術を受けるつもりはありません。
ウルソという薬があるみたいなので、試してから手術のことを考えたいと思います。
ウルソデオキシコール酸:ウルソ
概説
胆汁の流れをよくして、肝臓を守るお薬です。胆石や肝臓病に用います。
作用
おくすり110番:薬事典版
- 【作用-1】利胆作用..胆汁の流れをよくして、胆石を溶かします。小さめのコレステロール系胆石を溶かすのに適します。大きい胆石や石灰化した胆石には向きません。
- 【作用-2】肝機能改善作用..肝臓の血流をよくして、肝臓の細胞を守ります。とくに、胆石や胆汁うっ滞をともなう肝臓病に向きます。また、慢性肝炎においても肝機能値の改善効果が認められています。
- 【作用-3】消化吸収改善作用..消化不良を改善して食べ物の吸収を助けます。
現在はあまり行われていないようですが、体外から衝撃波を当てて胆石を破砕する治療もあるようです。
身体を傷つけない治療(体外衝撃波結石破砕術)
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は、身体に傷をつけることなく胆石治療する最新の治療法です。破砕装置から発生した衝撃波(音波の一種)は、1分間に約100回の頻度で発生し筋肉や骨や周囲の体の組織を損傷させることなく、結石のみを細かく破砕します。通常一度の治療で必要となる衝撃波は3000~4000程度となり、実際の治療の時間は1時間程度となります。 また、破砕された結石は胆嚢や胆管から十二指腸に排泄されますが、排泄までにはある程度の時間がかかります。
ESWLは、決して手術治療に取って代わるものではありませんが、適応する症例に対し有効な治療法です。
胆石破砕 | 我孫子東邦病院
さいごに
先日、四谷メディカルキューブという病院に予約を入れました。
四谷メディカルキューブを選んだ理由は二つ。
自宅からも職場からも通院しやすい場所にあること。それから、胆石手術の症例数が多いこと。のちのち手術するかもしれないことを考えてです。
腹腔鏡手術は全身麻酔で行われるようなので、経験豊富な外科医と麻酔科医がいる病院を次のウェブサイトから探しました。